マウスピース矯正で痛いと感じる原因は?痛いときの対処法も|ブログ|広島の胡町駅より徒歩1分、歯列矯正をはじめさまざまな治療を行なう南青山デンタルクリニック広島医院

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マウスピース矯正で痛いと感じる原因は?痛いときの対処法も

こんにちは。広島県広島市中区胡町、広島電鉄「胡町駅」より徒歩1分にある歯医者「南青山デンタルクリニック広島医院」です。

歯の痛みを感じ口元を押さえる女性

マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しができる装置を使用するという点から、多くの人に選ばれている歯列矯正方法です。

「ワイヤー矯正より痛くなさそう」と思ってマウスピース矯正を始める方も少なくありませんが、実際には痛いと感じるタイミングが存在します。特に、矯正を始めたばかりの時期やマウスピースを交換した直後には、歯が動く痛みや装置による違和感に悩まされることがあります。

今回は、マウスピース矯正中に痛みを感じる主な原因や、その際に避けるべき行動、正しい対処法について詳しく解説します。マウスピース矯正を検討されている方や、マウスピース矯正中の痛みにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正とは

矯正用のマウスピースを持つ手元

マウスピース矯正とは、透明な素材で作られた装置を使って歯並びを整える矯正治療のひとつです。従来のワイヤー矯正と違い、目立ちにくく、周囲に気づかれにくい点が大きな特徴です。

透明なマウスピースは患者さんごとにオーダーメイドで作製され、歯の動きに合わせて段階的に新しいものへ交換していきます。

装置の取り外しができる点も大きなメリットです。食事や歯磨きの際に外すことができるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクも抑えられます。また、金属を使用しないため、金属アレルギーの心配もありません。

治療中は、マウスピースを1日20〜22時間装着する必要があり、装着時間を守ることで計画通りに歯が動いていきます。マウスピース矯正は、見た目と機能性のバランスが取れていることから、ライフスタイルを大きく変えずに歯列を整えたい方に選ばれています。

マウスピース矯正で痛いと感じる原因

マウスピース矯正中に痛みを感じる女性

マウスピース矯正中に痛みを感じるのは珍しいことではありません。では、なぜそのような痛みが生じるのでしょうか。ここでは、よくある5つの原因をご紹介します。

歯が動いているため

マウスピース矯正中に痛みを感じる最も一般的な原因は、歯が実際に動いているためです。

マウスピース矯正では装置を装着して、歯に持続的な力を加えることで少しずつ歯並びを整えていきます。このとき、歯を支える骨や歯根膜に圧力がかかるため、ズキズキとした鈍い痛みを感じることがあるのです。

特に、矯正を始めたばかりの時期や、新しいマウスピースに交換した直後は、歯が動き始める影響で痛みが出やすい傾向があります。この痛みは通常、1〜3日ほどで落ち着くことが多いため、過度な心配は不要です。

ただし、強く噛む行為や硬い食べ物は痛みを悪化させる可能性があるため、注意が必要です。

マウスピースが口内の粘膜に当たっているため

マウスピースの縁が歯ぐきや頬、舌などの口内の粘膜に当たることで、擦れたり刺激されたりして痛みを感じることがあります。

マウスピースは精密に作られていますが、装着時のズレや、少しの段差が原因で口内炎ができたり、ヒリヒリとした痛みにつながったりすることもあるのです。

このような痛みは、歯が動くことによるものとは異なり、マウスピースのフィット感や形状による物理的な痛みです。特に、初めてマウスピースを装着したときや、交換した直後に感じやすいでしょう。

もしマウスピースの角が鋭くなっていたり、粘膜が傷ついたりするようであれば、我慢せず、歯科医院で調整してもらいましょう。

新しいマウスピースに慣れていないため

マウスピース矯正では、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら治療を進めていきます。新しいマウスピースは、歯に対して新たな力を加える設計になっているため、装着直後は強い締めつけ感や痛みが生じることがあるのです。

この痛みは、一時的なものであることがほとんどで、2〜3日程度で自然に軽減していきます。

しかし、慣れるまでは食事の際に噛みにくく感じたり、装着時に違和感が強くなったりすることもあります。

痛みがある時期には無理をせず、柔らかい食事を選ぶなどの工夫を取り入れることで、負担を軽くすることができます。痛みが強く続く場合は、歯科医師に相談することも大切です。

虫歯や歯周病になっているため

マウスピース矯正中に痛いと感じたとき、それが歯の動きによるものではなく、虫歯や歯周病といった別のトラブルが原因になっていることもあります。マウスピースは長時間装着する必要があるため、唾液の流れが妨げられ、口の中が不衛生になりやすい傾向があります。

その結果、虫歯が進行したり、歯ぐきに炎症が起こったりして痛みを感じることがあるのです。特に、噛んだときに鋭い痛みがある、歯ぐきが腫れている、出血があるといった症状があれば、虫歯や歯周病の可能性があります。

マウスピース矯正中は、毎日の歯磨きに加えて、デンタルフロスやマウスウォッシュの使用を習慣にすることで、口腔内のトラブルを予防できます。痛みが続く場合は早めに歯科医院で診察を受けることが重要です。

後戻りを起こしているため

マウスピース矯正中に痛みを感じる原因のひとつに後戻りがあります。後戻りとは、動かした歯が元の位置に戻ろうとする現象です。マウスピース矯正では、装置を1日20〜22時間装着する必要があります。

しかし、マウスピースを長時間外した状態が続くと、後戻りを起こすことがあります。そのため、再びマウスピースを装着したときに過度な圧力がかかり、痛みや違和感につながることがあるのです。

マウスピース矯正中の痛みがあるときにしてはいけないこと

マウスピース矯正中の痛みがあるときにしてはいけないことのイメージ

マウスピース矯正中に痛みが出たとき、楽になりたいと思うあまり、間違った対処をする人もいます。

しかし、その行動が、かえって症状を悪化させたり、矯正の効果を損なったりすることがあります。

まず注意したいのが、自己判断でマウスピースの装着をやめることです。「痛いから外しておこう」と思ってマウスピースを外すと、計画どおりに歯を動かせなくなったり、後戻りを起こしたりすることがあります。

治療期間が延びる可能性もあるため、歯科医師の指示がない限りは原則として装着を続けることが大切です。

また、痛みがあるからといってマウスピースを自分で削ると、装置本来の効果が発揮できなくなる恐れがあります。マウスピースに違和感があるときは、必ず歯科医師に調整してもらいましょう。

さらに、痛みがある部分で硬い食べ物を無理に噛んだり、痛みのある部分を舌で触ったりするなどの刺激を加える行為も、痛みを悪化させる可能性があるため避けるべきです。

マウスピース矯正で痛いと感じるときの対処法

デンタルフロスを使用して口腔内を清潔にする様子

ここでは、マウスピース矯正で痛いと感じるときの対処法について解説します。

痛み止めを服用する

マウスピース矯正による一時的な痛みは、市販の痛み止めを使って和らげることができます。

ただし、痛み止めの長期的な服用は避けるようにしましょう。また、痛みが長引く場合は、単なる歯の動きによる痛みではない可能性があります。その場合は、自己判断せずに早めに歯科医院で相談してください。

1つ前のマウスピースに戻す

新しいマウスピースを装着した直後にどうしても強い痛みが出る場合、一時的に1つ前の段階のマウスピースに戻すという方法があります。これは、歯が急激な動きに耐えられていないときに有効な対処法で、無理に装着を続けるよりも痛みを和らげやすくなります。

ただし、これはあくまで一時的な対応であり、自己判断で続けると治療計画にズレが生じる可能性があります。前のマウスピースに戻す際は、必ず事前に歯科医師に相談し、適切な指示を仰ぐことが大切です。

柔らかい食べ物を選ぶ

痛みが強いときは、食事の内容を工夫することも重要です。硬い食べ物や噛む力が必要なものは避け、歯に負担をかけない柔らかい食事を選ぶようにしましょう。たとえば、おかゆ、うどん、煮込み料理、スープなどは痛みがある時期にも食べやすいでしょう。

また、痛みを避けようとして咀嚼バランスが崩れると、かえって顎に負担がかかる場合もあるため注意が必要です。痛みが軽くなるまでは、刺激の少ないメニューで無理なく栄養を摂ることを心がけましょう。

口腔内を清潔な状態に保つ

マウスピース矯正中、痛みがあるとつい歯磨きが雑になりがちですが、口腔内の清潔を保つことは非常に大切です。マウスピースは長時間装着するため、汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。これが痛みの原因になることがあるのです。

そのため、食後は必ず歯を磨き、必要に応じてデンタルフロスやマウスウォッシュも併用しましょう。マウスピース自体も毎日しっかり洗浄することが重要です。口腔内を清潔な状態に保つことで、虫歯や歯周病などのトラブルのリスクを軽減でき、痛みの予防にもつながります。

歯科医院で相談する

痛みが長期間続く場合は、早めに歯科医院で相談することが大切です。我慢を続けたり、自己判断で対処したりすると、矯正治療そのものに悪影響を及ぼす可能性があります。

歯科医院では、マウスピースの調整や矯正計画の見直し、場合によっては薬の処方など、適切な対応をしてくれます。少しでも「おかしいな」と感じたら、歯科医師に相談することで、快適に矯正治療を継続できるでしょう。

まとめ

笑顔を見せるマウスピース矯正中の女性

マウスピース矯正は、装置が目立ちにくいことから魅力的な治療方法ですが、治療の過程で痛みを感じることもあります。痛みの原因は歯が動いていることによるものや、マウスピースが口内に当たっていることなどさまざまです。

しかし、適切に対処することで多くの場合は乗り越えることができます。大切なのは、痛みを無理に我慢せず、状況に応じた対応をすることです。自己判断で矯正を中断するのではなく、必要に応じて歯科医師と連携を取りながら治療を進めることが成功の鍵となります。

マウスピース矯正を検討されている方は、広島県広島市中区胡町、広島電鉄「胡町駅」より徒歩1分にある歯医者「南青山デンタルクリニック広島医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者さまに「少しでも笑顔になってお帰りいただく」ことを意識して、病気の再発・発症の予防に努めています。マウスピース矯正やホワイトニングなど、自由診療の治療を中心に、保険診療にも対応しています。

当院のホームページはこちら、お電話による予約も受け付けております。

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