虫歯の治療法を解説!放置するリスクや予防法も|ブログ|広島の胡町駅より徒歩1分、歯列矯正をはじめさまざまな治療を行なう南青山デンタルクリニック広島医院

診療時間 月・火・金 / 9:00~13:00 14:30~18:30
水・土 / 9:00~13:00 14:00~17:00
無料相談
ご予約
24時間対応
WEB初診予約
ブログ Blog
コラム

虫歯の治療法を解説!放置するリスクや予防法も

こんにちは。広島県広島市中区胡町、広島電鉄「胡町駅」より徒歩1分にある歯医者「南青山デンタルクリニック広島医院」です。

虫歯の治療法を解説する歯科医師

虫歯は日本人の多くが一度は経験する身近な病気ですが、初期段階では症状がほとんどないため、気づいたときには進行していたというケースも少なくありません。虫歯は自然に治ることがなく、放置すると痛みや腫れ、歯の喪失といった深刻なトラブルへと発展することがあります。

虫歯の進行には段階があり、それぞれの状態に応じた適切な治療が必要です。

今回は、虫歯の進行度別の治療法について解説します。虫歯を治療せずに放置するリスクと虫歯を予防する方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

虫歯の治療法

虫歯の進行度による治療法を解説する様子

虫歯は進行具合によってCOからC4までの5段階に分類され、それぞれ治療法が異なります。ここでは、虫歯の進行段階ごとの治療法について解説します。

CO:初期の虫歯

COは虫歯の初期の段階で、歯の表面のエナメル質が白く濁ったり、ツヤが失われたりする状態です。この時点ではまだ歯に穴は開いておらず、痛みやしみるといった自覚症状もほとんどありません。そのため、見逃されやすいのが特徴です。

この段階では再石灰化によって歯が自然に修復される可能性があるため、削るような治療は不要です。主な対応は、フッ素入り歯磨き粉の使用や、歯科医院でのフッ素塗布、正しいブラッシングの徹底などです。

C1:エナメル質の虫歯

C1の虫歯は、エナメル質に穴が開き始めた状態です。この段階でも痛みはほとんどなく、自覚症状が乏しいのが特徴です。

この段階では、虫歯になった部分を削って取り除き、レジンと呼ばれる白い歯科用プラスチックを詰めます。1回の通院で治療が終わるケースがほとんどです。

C2:象牙質の虫歯

C2の虫歯は、エナメル質のさらに下にある象牙質まで進行した状態であり、冷たいものを口にしたときにしみるといった自覚症状が現れ始めます。象牙質はエナメル質よりもやわらかいため、虫歯の進行が早くなる傾向があります。

治療方法はC1と同様に虫歯部分を削り、コンポジットレジンまたは型取りをして詰め物をします。詰め物には保険診療の銀歯のほか、セラミックなどの審美性に優れた自費素材も選択可能です。痛みが出る前に治療を受けることで、神経への影響を最小限に抑えることができます。

C3:神経まで達した虫歯

C3の虫歯は、虫歯が歯の神経(歯髄)まで達して炎症を引き起こした状態です。この段階になると激しい痛みを感じるようになり、何もしなくてもズキズキとした痛みが続くこともあります。

この段階にまで進行すると、根管治療(こんかんちりょう)が必要になります。根管治療とは、感染した神経を取り除き、根の中を消毒・殺菌したうえで、薬剤を充填する治療です。その後は、被せ物を装着して歯の機能を回復させます。

根管治療は数回にわたる通院が必要で、治療期間が長くなることもあるため、患者さんの負担が大きくなります。また、治療後の歯は神経を失って脆くなるため、破折を防ぐために定期的なチェックとケアが重要です。

C4:虫歯の最終段階

C4は虫歯の最終段階で、歯の大部分が崩壊し、根っこだけが残った状態です。神経が壊死するため、痛みが一時的に治まることもありますが、細菌感染が進むと膿がたまり、再び強い痛みや腫れが生じることがあります。

C4にまで進行した虫歯では、抜歯が避けられないケースが多くなります。抜歯後は、失われた歯の機能を補うためにブリッジや入れ歯、インプラントなどの補綴治療が必要となります。これらの治療は時間と費用がかかるため、虫歯をここまで放置しないことが最も重要です。

口腔内に痛みがなくても、定期的に歯科医院を受診し、虫歯の早期発見・早期治療を心がけましょう。

虫歯を放置するとどのようなリスクがある?

虫歯を放置するとどのようなリスクがあるのか表すイメージ

虫歯を軽視して放置してしまうと、歯の痛みだけでなく、口臭、歯の喪失、さらには全身への健康被害へと発展することがあります。ここでは、虫歯を放置することで生じる主なリスクについて詳しく見ていきましょう。

強い痛みや腫れが生じる

虫歯が進行すると、歯の神経に炎症が起こり、強い痛みを感じるようになります。この痛みは食事や会話など日常生活に大きな支障をきたすことがあります。また、虫歯がさらに悪化すると、歯根の先に膿がたまり、歯茎が腫れたり、発熱したりすることもあります。

放置するほど症状は重くなり、治療の難易度も上がるため、早めの対処が必要です。

口臭が発生する

虫歯を放置すると、虫歯の穴に食べかすや細菌がたまり、強い口臭を発生させることがあります。虫歯は口腔内の衛生環境を悪化させる原因にもなり、人との会話や仕事の場面での印象にも影響を及ぼします。

市販の口臭ケア商品では根本的な解決にはならず、虫歯そのものを治療しない限り、口臭は改善しません。

歯を失う可能性がある

虫歯を放置すると、最終的には歯を保存することが困難になり、抜歯せざるを得ないケースが多くなります。特に歯の構造が大きく破壊されると、人工物での補修も難しくなり、歯を抜くしか選択肢がなくなってしまいます。

歯を失うと、食事を楽しむことができなくなるだけでなく、発音にも影響を及ぼすことがあります。歯の欠損は周囲の歯並びにも悪影響を及ぼし、さらなる口腔内トラブルの引き金になります。

全身の健康に影響を及ぼす

虫歯を放置すると全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。虫歯菌が血流に乗って全身をめぐると、心内膜炎や糖尿病、誤嚥性肺炎などの全身疾患を引き起こすリスクが高まるのです。

特に高齢者や基礎疾患を持つ人は注意が必要です。虫歯を単なる歯の病気として軽視せず、全身の健康に関わる問題として捉えることが大切です。

虫歯を予防する方法

歯科検診の様子

ここでは、虫歯を予防する方法について詳しく解説します。

正しいブラッシング方法を身につける

虫歯予防の基本は、毎日の歯磨きによってプラーク(歯垢)をしっかり取り除くことです。

ただし、自己流の磨き方では磨き残しが発生し、虫歯の原因となります。大切なのは正しいブラッシング方法を身につけることです。

歯磨きをするときは、毛先が広がっていない歯ブラシを使用して、力を入れすぎず優しく磨きましょう。1本ずつの歯を意識して、歯と歯茎の境目、奥歯の噛み合わせ部分、歯と歯の間を丁寧に磨くことが大切です。

歯間ブラシやデンタルフロスを使用することで、歯ブラシの毛先が届きにくい細かい部分に付着した汚れも落とせます。また、就寝前の歯磨きは特に念入りに行いましょう。

フッ素を活用する

フッ素は虫歯予防において非常に重要な役割を果たします。歯の表面を強化し、酸によって溶けた部分の再石灰化を促進することで、虫歯の進行を防ぎます。特に、初期の虫歯であるCOの段階では、フッ素の活用によって治療せずに済むケースもあります。

日常的には、フッ素が配合された歯磨き粉を使うことが基本です。さらに予防効果を高めるには、歯科医院でフッ素塗布を定期的に受けることが推奨されます。

食生活を見直す

食習慣を見直すことも重要です。糖分を多く含む食品や飲料を頻繁に摂取すると、口腔内の細菌が酸を作り出し、歯を溶かす原因となります。とくに、間食や甘い飲み物をだらだらと摂る習慣は、虫歯リスクを高めるため注意が必要です。

虫歯を予防するためには、食事の時間を決め、間食の回数を減らすことが大切です。また、よく噛んで食べることで唾液の分泌が促進され、口腔内の自浄作用が高まります。

定期的に歯科検診を受ける

虫歯は初期段階では自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することが多い病気です。そのため、自覚症状の有無にかかわらず、定期的に歯科検診を受けることが非常に重要です。

歯科検診では、歯石の除去やブラッシング指導、必要に応じたフッ素塗布など、予防的な処置が受けられます。3〜6か月に1回の頻度で検診を受けることで、虫歯のリスクを軽減することが可能です。

まとめ

虫歯を予防するため丁寧に歯磨きをする女性

虫歯は進行段階によって治療法が異なります。初期段階では削らずに済むこともありますが、進行すればするほど治療は複雑になり、抜歯や補綴治療が必要となる場合もあります。

放置すれば痛みや口臭だけでなく、歯の喪失や全身の健康リスクにもつながるため、早期対応が非常に重要です。

日頃から正しい歯磨きやフッ素の活用、食生活の見直し、そして定期的な歯科検診を習慣にすることで、虫歯を予防することが可能です。自分の歯を長く健康に保つためにも、今日からできるケアを継続し、虫歯になりにくい口腔環境を整えていきましょう。

虫歯の症状にお悩みの方は、広島県広島市中区胡町、広島電鉄「胡町駅」より徒歩1分にある歯医者「南青山デンタルクリニック広島医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者さまに「少しでも笑顔になってお帰りいただく」ことを意識して、病気の再発・発症の予防に努めています。マウスピース矯正やホワイトニングなど、自由診療の治療を中心に、保険診療にも対応しています。

当院のホームページはこちら、お電話による予約も受け付けております。

最新記事

カテゴリー

月別アーカイブ

完全予約制
ご予約はお電話で受け付けております
082-504-7733

月・火・金 / 9:00~13:00 14:30~18:30
水・土   / 9:00~13:00 14:00~17:00
休診日 / 日・木・祝日